夏に起こりやすい肌トラブルやスキンケアのお悩みを、肌質別に適切な成分やケアの方法で、肌トラブルを回避するお手入れのポイントを紹介します。これを読んで現在のお手入れで十分なのか確認してみましょう。
夏に多いスキンケアの悩み
紫外線によるダメージ

悩みの中で最も多い紫外線による肌ダメージ、これから迎える5月から9月にかけて紫外線は強く、日焼けによるシミやシワ、お肌のたるみに気をつけたい季節です。
紫外線ケアには、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなどの美白成分、また、日焼け止めとして配合される、紫外線吸収剤や散乱剤の使用が効果的です。また、汗をかくと必要な水分まで一緒に蒸発し、肌が乾燥する時もあるので、こまめな水分補給と保湿ケアも必要になります。
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毛穴の詰まりや開き






汗や皮脂の分泌が増える夏は、毛穴が詰まり開きやすくなることがあります。テカリやざらつきが気になる方は、皮脂を吸着するクレイ配合の洗顔で皮脂やざらつきを取り除きましょう。取り除いた後は、オレンジオイルやローズマリーエキス、アーモンド酸など、収れん作用のある化粧水でお肌を引き締めてケアしてください。
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洗顔は、毎日の美容ルーティンの中でも重要なステップです。洗顔をすることで肌を清潔に保ち、毛穴を引き締め肌を健康的な状態に保つことができます。
[洗顔のコツ]
1.洗顔を選ぶ
洗顔を選ぶ際は、乾燥している場合はうるおい、毛穴が詰まり開いている場合は吸着洗浄タイプを選びましょう。
2.洗顔を泡立てる
洗顔を泡立てる際は、手のひらに乗せ指先で30秒ほど泡立て、泡で洗うことで皮膚摩擦を軽減できます。
3.洗顔する
泡を顔全体になじませて、洗顔時間1分程度でぬるま湯で洗顔が残らないようによく洗い流します。
4.拭き取る
洗顔後はタオルなどで顔を柔らかく押し付けるように水分を取っていきます。ゴシゴシは✖️
洗顔をする際は、上記の[洗顔のコツ]を覚えて肌を整える土台作りをしていきましょう。
たるみや目の下のくま



夏は夜更かしやアルコールの摂取が多くなることがあり、肌の血行不良によりくまやたるみが目立つことがあります。ビタミンKやカフェイン、セラミドがオススメです。
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セラミドは、角層の細胞と細胞の間に存在する脂質で、乾燥・ホコリから守るバリアの役目を果たしています。健康的な肌はこのセラミドが角質細胞間に満たされた状態で、トラブルの原因から肌を守ります。
ニキビ・吹き出物



ニキビや吹き出物は、皮脂腺から皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることが原因です。ここから細菌が繁殖し、炎症が起こります。予防するためには、皮膚を清潔に保つこと、1日に洗顔を2回程度、過剰な皮脂を取り除くために、サリチル酸・レチノール配合の洗顔で毛穴の古い角質を取り除き、ニキビや吹き出物を防ぎます。
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また、ローズマリー葉エキスやオリーブ葉エキスなど、消炎・抗菌・抗酸化に優れたものや、収れん化粧水などを使って毛穴を引き締めることも有効です。
[大人ニキビと思春期ニキビの違い]
- 発生部位: 思春期ニキビは主にTゾーン(額、鼻、あご)にできることが多い一方、大人ニキビは顎や頬など、顔の下半分にできることが多いです。
- 原因: 思春期ニキビは、ホルモンバランスの変化による皮脂の過剰分泌が主な原因ですが、大人ニキビの場合はストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、ホルモンバランスの変化、肌の乾燥などが原因です。
- 炎症の種類: 思春期ニキビは炎症が強く、赤く腫れたニキビができやすい傾向がありますが、大人ニキビは、小さな白ニキビや黒ニキビができることが多いです。
- 治療方法: 思春期ニキビは、角質を取り除くピーリング、抗生物質やビタミンA誘導体の塗布、レーザー治療などの方法が有効ですが、大人ニキビの場合は、保湿、スキンケアの見直し、ストレスマネジメント、食生活の改善などが必要です。
大人ニキビは、日頃から蓄積された外因要素もあるので、お手入れ方法も変わってきます。お肌のピーリングやクレイ洗顔などしっかり除去してニキビケアしましょう。乾燥予防のお手入れも忘れずにしてください。
肌のくすみ・色素沈着



肌のくすみや色素沈着は、紫外線によるメラミン色素の生成や体内の活性酸素が増加、また、加齢による代謝の低下により肌のターンオーバーの乱れやホルモンバランスの変化による原因が考えられ、シミやくすみを防ぐには、ビタミンC誘導体やナイアシンアミド、アルブチン配合のスキンケアで、メラニン色素の生成を抑えることで効果が期待できます。
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他にも、アミノ酸、ミネラル、有機酸、ビタミンなど、肌のターンオーバーを促進し、肌のハリや弾力をアップさせるものも効果的です。乾燥肌や敏感肌の方は、水分補給成分も重要となるので押さえておきましょう。
肌のベタつき・かゆみ



肌のベタつきやかゆみの原因は、汗や皮脂の過剰分泌(皮脂腺や汗腺の機能異常)により、過剰に皮脂が分泌されたり、皮膚が乾燥したりして、肌のバリア機能が低下すると刺激に弱くなります。また、化粧品や洗剤、食品などによるアレルギー反応が主な原因です。
症状を予防するには、古い角質を取り除くサリチル酸配合のものや、保湿力のあるヒアルロン酸や、かゆみを和らげるアロエベラエキスが配合されたものでケアしてください。
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ヒアルロン酸は保湿性が高く、角質を取り除いた後の、柔らかくなったお肌に水分補給するのに適しています。
お化粧くずれ



お化粧崩れの主な原因は、夏の暑さに伴う汗や皮脂の過剰分泌や、汗の蒸発による肌の乾燥で、化粧が浸透しにくくなったりします。また、服やマスクなどの摩擦で化粧が落ちる場合もあります。
お化粧崩れを予防するなら、皮脂や汗を吸収するシリカが配合された化粧品で肌をマットにし、崩れるのを防いでくれます。また、肌のバリア機能を高め、乾燥を防ぎたいならセラミドが配合された化粧品を使うようにしましょう。
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外出中でメイクの崩れが気になる場合には、ティッシュオフシートやパウダーパフで軽く押さえるなどの対策も有効です。
洗顔をしても肌が荒れる?原因と対策を紹介



洗顔をしても肌が荒れるという現象は、洗顔をしている本人にとってはとても不快です。この現象の原因としては、洗顔をしている本人の肌質や洗顔方法によるものが考えられます。
洗顔で荒れる原因



洗顔料の洗浄力が強い場合や36度以上のお湯で洗ったときに、必要な油分や水分まで取り除き、肌の内部から乾燥させてしまう。また、ゴシゴシ洗いで、角層を荒らしてしまい、肌自身の水分不足を起こし肌荒れにつながります。このようなことを避けるため、洗顔するときは、しっかり泡を立てて、34度から36度ぐらいのぬるま湯で、洗顔料の泡でやさしくマッサージするようにしましょう。
また、洗顔後にしっかり洗い流すことも重要です。洗い残しで肌が荒れる可能性があります。
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まとめ
夏になると気になる肌トラブルはたくさんあり悩みは尽きません。適切な成分を確認し自宅ケアでも肌トラブルを予防してください。効果的な成分は、ご自身で商品を選ぶときの参考として、方法は毎日のケアでお肌に負担をかけないように気をつけて、美肌を維持、そしてもっと美しい肌を手入れてください。












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